未婚シングルマザーの生きる道

未婚で妊娠〜出産、フルタイム勤務にひたすら育児。それでも明日を笑顔で過ごす、それがわたしのモットーです。

なぜ女は脅され続けるのか~妊娠出産は大変なことばかり?~

以前こんなツイートをしたところ、たくさんの反応をいただきました。

 

 

脅され続けるわたしたち

 

ただでさえ不安がつきまとう時期に与えられる求めていない助言に、妊娠しても出産しても、こどもがすくすく成長してもなお、これから先も"大変地獄"はずっと続くのか?わたしの人生これからどうなる?と不安な心境になった方は少なくないはず。

そしてこの求めていない助言は、妊娠出産を経験した女性からの言葉であることがほとんどで、それもまたさらなる不安の要因です。

もっとポジティブな意見を聞きたかっただけなのに。

 

経験談が棘になることもある

ひとつの命を育てていくことは手ばなしで楽しく毎日笑顔で、というわけにはいかず、現実を知ってほしい気持ちはあるけれど、それは本人が調べて受け取りたいときに目にすることがとても大事だと思っています。

ついその同じ苦労を繰り返して欲しくない気持ちで、溢れすぎる情報を与えてしまいがちな先輩ママたちは、その情報が相手を追い込んでいないかな?と一度立ち止まることも必要なのかもしれません。

我が子の成長に楽しみや幸せを感じている新米ママさんに、一緒に喜び笑って支え合う、そんな優しい世界こそ必要なのではないかと思うのです。

先輩ママたちのリアル

妊娠すれば悪阻の辛さを思い知らされ、ホルモンバランスの乱れに自身の感情がコントロールできなくなる。妊娠も後期に入ると大きなおなかで満足に動くこともできなくなって、さらに命がけの出産への不安も増してくる。無事出産を終えれば慣れない育児に奔走し、ときには寝不足で朦朧とした意識で過ごしたり。なんとなくペースがつかめてきたかと思った頃にはこどもは成長している。

 

いつの間にか通りすぎている毎日は、親子ともに初めての連続です。個人差はあれどその楽しさも苦しさもその時々でタイムリーに共感することがなかなかできず、きっとママの心のなかには閉じ込められてしまういろんな感情や記憶がたくさんあるのではないでしょうか。

 

アドバイスのありかたとは

人は過去をふり返ると自分の都合のいいように忘れたり、思い出を整理して美化したりする生き物です。それは当たり前のことで、そうしていろんな経験を乗り越えています。だからこそ、掘り起こしたときの感情や経験が、不安な時期の女性には未知であるがゆえ不安をあおるものになっていないかどうかを、ほんの少しだけ考えてみる必要があると思います。ネット社会だからこそ。

新米ママさんの情報のうけとりかた

私自身も「もっと前向きなことを教えてくれればいいのに」と何度も思った記憶があります。

ただ、それを受け取る側もナーバスにならず、先輩ママさんたちにはなんら悪気なく、ただ「幸せになってほしい、役立つ情報を知らせたい」の背景があることは知っておいてほしいなと思います。

そして忘れて欲しくないのは、大変だけれど大変さの感じかたは人それぞれ。と同時に、幸せや喜びの感じかたも人それぞれ。

大変ななかにも、たとえものすごく小さくても笑顔になれる出来事が必ずあります。ずっと闇のなかではありません。

 

育児は幸せに囲まれる時間もいっぱいです。

おたがいがんばりましょうね。ほどほどに。